231216 日記

母親が、大好きな彼氏の家族にお歳暮を送ってくれた。自分の至らないところを未だに親に補ってもらっているという自覚があり、でもその自覚が生まれたことは大人に近付いたということかもと思う。お世話になった人で、わたしが勉強やバイトで忙しくしている間に疎遠になっていてもおかしくないのに、お母さんがお歳暮や年賀状のやり取りなんかを続けてくれるおかげで繋がっているご縁ってたくさんある。

彼氏の家族はみんな本当に良い人で、パパはサラリーマンだけどママは今自分で教室をやっているというのが、わたしの家と親和性が高いながらも憧れる家族って感じがして、すごく居心地が良い。あと次男の彼氏だけじゃなく長男のお兄ちゃんがやりたいこといっぱいやって伸び伸び育っているところとか、わたしが好き勝手やらせてもらってきたことも許されそうでなんだか安心できる。

 

家族のこと大好きだし大切なのに、他に楽しいことや繋がってたい人が多すぎて、大事にするのがいつも後回しになってしまう。血縁に甘えてばかりいてはいけなくて、大切な人のことはちゃんと大切にする努力をしないといけないと思う。

今日、しばらくいなかった弟とお父さんが帰ってきて数日ぶりに家族が全員揃ったので、わたしがボーナスでご馳走する会をすることになった。本当はひとり飲み物抜いて5,000円くらいの、普通のちゃんとしたお店に連れて行きたくて、何が食べたいか家族に聞いたら「にぎり長次郎はどうや?」と返ってきて、そんなんでいいの!?とすごく驚いてしまった。まだ学生気分が抜けない自分のずれた金銭感覚と、そのわたしを(うっかり私立の高校と大学に通うことになっても)育ててくれた親の堅実な金銭感覚のギャップに胸が痛んだ。でも結局ボーナスはいろんな返済に消えていって大赤字なので長次郎で甘えることにして、みんなでお寿司を食べた。

お父さんはすぐ仕事に行かないといけなくて、お母さんも午後から仕事で、弟は昨日修学旅行から帰ってきたばかりで、みんなそれぞれの生活がある中で一緒にごはんを食べられることが幸せだなと思った。めちゃくちゃギヴァー体質のお父さんが(仕事があるから好きなお酒も飲めてないのに)ニコニコして「こんな日が来るとはなあ」と喜んで、普段ならきっと頼まない少し高いランチセットを頼んでいた。お母さんも「これ1,500円やけど、良いか?」とか聞いてきながら好きなものを嬉しそうに食べてくれたし、弟はいつも親に気を遣ってお腹いっぱい食べられないお寿司やコーラを好きなだけ頼んでいて、正直それを見ているだけでいくらでもビールが飲めたし胸いっぱいで嬉しかった!外食するといつも自分の食べるものはほとんど頼まずに、ビールとみんなの余り物だけでニコニコしてるお父さんの気持ちがわかるようになった。

弟が一人で5,000円分くらい食べたので、全部で1万円と少しとかだったけど、たったこれだけのことで家族はこんなに喜んでくれたんだって思って今までの親不孝を恥じた。と同時に、今までは人にしてもらうばっかりだったけど、大学まで行かせてもらって働かせてもらって、今は人のためにしたことでお金がもらえて、そのお金を然るべき人に還元することができるようになったという、普通だしささやかだけど大きな進歩に嬉しくなった。あとボーナスがもらえる仕事に就けたことも、かなり浮かれちゃうくらい嬉しい!今まで人からもらったものって膨大で、返していくには寿命まで生きても足りないって思う。生きないと。どうでもいいけどわたしって酒や薬でどうかすると血縁のことを考えがちだな。

 

冬っていろんなつらいことが起こったり気持ちが塞いだりしがちな季節だけど、わたしはなぜかいつもご機嫌で大好き。夏生まれのくせに寒いとテンション上がっちゃう。友達みんなのこと本当に愛してるから、一緒に冬を乗り越えるためにできること全部やりたい。いつでもわたしはあなたの味方です。

 

躁はもう来ないでね〜